2016/05/03 10:51
暑くなってくるこれからの季節。
あなたの空間へ「涼」を誘う、素敵なサウンドはいかがですか?
「水」をテーマに綴るサウンドスケープ
2014年に開催し好評を博した水族館全体を使用したサウンドインスタレーションライブ「Surround Cruise Aquarium」。
その体験から構想し、前作「Rituals」より約一年の期間を経て生まれたサウンドファニチャー三作目のアルバム「TONERIUM(トーンリウム)」。
「水」をテーマに、そこから受けるインスパイア … 流動性、連続性、永遠性、浮遊感、色、風景。深くしなやかな一つのサウンドスケープとして描く。
重力から解放し、音の海に漂うような体験を時間と空間へ運ぶサウンド。360度空間を包み込むようなアンサンブルは日常を包み、懐かしくも未知なる世界へ。あたかも水中を縦横無尽に泳ぐ魚のような感覚へ。まばゆい光の中、水面に漂う一片の木片になったかのようなゆらぎへと誘う。
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Release date : 2015 / 11 / 04
Form : CD / Downloads-ハイレゾ(48kh/24bit/WAV) ・WAV(44.1kh/16bit/WAV)・MP3
Volume / 1h13m (73m)
Record Label : SoFa Records
品番 : SOFA1004
price : ¥2,222(+Tax=¥2,400)
Genle : Ambient
Mastering : Chihei Hatakeyama
©&(p) 2015 SoFa Records all rights reserved
Tracklist
1.Tonerium
2.Shining
3.Surround Cruise
4.Blue Ocean
5.Ripple
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Recommend Comment
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僕はこの新譜をアンビエント野外イベントCamp Off-Toneの出演時に藤枝氏から頂き、帰宅する車の中テーマやコンセプトを知る前に帰りの山道をひたすら聴き入った。
十分にアンビエントを体感したOff-Toneの帰りであったが、眠気も疲れも吹っ飛ぶその内容に驚きと刺激を貰い、運転しながら「うゎ〜ヤバこれ」と何度も一人言葉を発し、気が付けば会場であった甲府のキャンプ場からの山道を終え、高速道路へと向かった。
癒しと絶妙な刺激が一体化するこのアルバムのタイトル曲「TONERIUM」は見事な美しさとそれに対照的に頭から延々と続く弦の重低音ループ、24分にも及ぶこのタイトル曲は正に宇宙。
中盤から後半への心地良い雅楽の音像と後から知る事となったテーマでもある水そのものコラボレーションが展開する。そして再びラストに向けて弦楽器がフューチャーされ幕を閉じる。残る4曲はもうそのまま自動的に流れのままに幻想の世界へと引き込まれて行ってしまう。
何ともインテリジェンスなアンビエントを皆さんも体感下さい。
HIROSHI WATANABE
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かつてフランスの作曲家エリック・サティが提唱した「家具の音楽」がある。家具のように、そこにあっても日常生活を妨げず、意識的に聴かれることのない音楽を目指して書かれた曲たちである。しかし聴衆はこれらの曲に興味を示し、会話をやめて曲に耳を傾けてしまった。
そんなエピソードを思い出す。
Sound Furnitureの音楽も同様、BGMのように穏やかでありながら、常に聴衆の意識を惹きつけてしまう力がある。今作の
[ TONERIUM ]は「水」をテーマに綴るサウンドスケープという通り、揺らぐ景色を創りだし、かつての記憶を呼び覚ます。全編にわたって徹底した世界感を貫くこの作品は、僕らを豊穣な水の異次元にいざなってくれる。
No.9
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「音の家具」その意味以上に、Sound Furnitureの音は、いつの間にか聴く人の周りの空間を柔らかく、それと気づくか気づかないかのようなレベルで心地よく変えてしまう。
水の惑星に生き、その殆どを水でできた身体を持って暮らしている私たちにとって、水にまつわる記憶はどれくらいあるのだろう
そういえば、この世界に生まれる前にも水に包まれていたのだった。
水の底から光る水面を見上げているような、行き交う魚たちを眺めているような、また、気づけば岸辺にいて、打ち寄せる波をゆったりと全身で感じているような。
そんな深い遠い記憶から、鮮やかな記憶までを辿らせてくれるような「TONERIUM」の世界を、日常のレイヤーに重ねてみてもいいかもしれない。
新宮由希子(Yuki Suchitrita Shingu)ヨガインストラクター
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